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ポータブル電源でも動く!消費電力わずか100Wのセラミックヒーターレビュー。

寒い季節、こういった時期の車中泊やキャンプもいいものです。

そこで、外出先でもポータブル電源があれば動きそうな省電力セラミックヒーターを購入してみました。

 

 

現物は超コンパクト

 

モノはこちら。

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アマゾンやヤフーショッピングなどでも売られているもので、「Mini Heater」と書かれています。

特徴はなんといってもコンパクトさと消費電力の低さ。

サイズは横に並べたiPhoneと比較していただければほぼ同じであることが分かります。

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そして消費電力は驚きのたった100W。

一般的なセラミックヒーターは大体600W、小型モデルでも300Wとされているので、100Wであればある程度の大きさのポータブル電源があれば一晩動かすことのできる可能性があるサイズですね。

今回は「消費電力はスペック通りか」「暖まるのか」の2点をレビューです。

 

使う前の注意

コンセントが海外仕様のため、日本のコンセントに刺さりませんでした。

形状は一般的なメガネケーブルですので、ゲーム機用の余りを流用したり、追加で買うなどして調達する必要があります。

 

消費電力の実測

 

それでは早速使ってみましょう。

消費電力は電源投入直後にピークを迎え、その後徐々に落ち着くというのが一般的な動きです。

ポータブル電源では容量の他に最大出力の値もあり、その値が十分でなければ容量が足りていても動かせません。

 

ということで何度か試したところ、ピーク時は大体160W程度でした。

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動かすだけなら小~中容量のポータブル電源でも十分なようです。

 

その後消費電力が落ち着くのを待つと、公称通りほぼ100Wで推移していました。

例として、小型タイプのJackery240は瞬間最大400W、容量240Whですので、起動はまったく問題なしで、大体2.5時間程度は稼働できるということになります。(あくまで容量からの計算上の話です) 

 

 

暖まるのかを試す

では実際に起動して暖まるのかを試してみます。

まず通風口ですが、以下画像の黒いあみあみの部分から温風が出ます。

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スマホサイズなのであみあみ部分もかなり小さく、実際に温風を出してみると非常に弱弱しい風がぴゅーと吹いていました。

風量としては100均とかで売ってるUSB扇風機程度と思います。

 

どの程度の温度の風が出ているのか調べます。

温度計測もできるCASIOのEDIFICEで測定。

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結果、48℃と一般的なセラミックヒーターと同程度の温風が出てきます。

 

それでは実践的な測定に移りましょう。

サイズから考えると部屋はもちろん、車中泊で車内全体を暖めることも厳しいと考え、キャンプでの使用をイメージし、1畳程度の押し入れで30分程度つけっぱなしにして温度上昇するか調べました。

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こんな感じの小部屋に30分放置(温度計代わりの時計もセット)

 

 

さて、気になる結果ですが30分後に押し入れに入るとほのかに暖かいような感じはあります。

しかし温度は30分前とほとんど変わっていませんでした。

温度計の設置場所にもかなり左右されると思うので、冷気の溜まる床ではあまり温度が上がらなかったのかもしれません。

 

まとめ

 

まずどこでもセラミックヒーターとして動かすということについては問題ありません。

消費電力がほぼ公称通りだったのも好感が持てました。

また、この製品の本来の使い方は手足に直接当てて暖めるというものだと思われるので、さすがに空間を暖めるのは難しそう。

ただ狭い部屋ならほのかに暖まったことは実感しました。

2000円程度ととても安いので、試しに買ってみるのは十分価値アリだと思いました。