スマホをトリプルスロット化。SIMアダプター装着方法を解説
Andoroidスマホでよくある「SIM + SIM or MicroSDカード」を装着できる構成ですが、アダプターを使って強引に「SIM + SIM + MicroSDカード」の3枚を同時に装着する方法を試したので説明します。
トリプルスロット化できるスマホ
SIMカードスロットが以下のような形状で、「DSDS」もしくは「DSDV」と呼ばれる、SIMカードを2枚刺せるタイプです。
ただしどんなスマホでも出来るとは限らないようですので、あくまで自己責任です。
トリプルスロット化するためのSIMアダプター
このような形状のアダプターを準備します。
私は以下リンクにある商品をAmazonから購入しました。
\1,000程度なので、上手く使えなくても仕方ないと思える値段設定。
ちなみにこの商品、届いたらアダプターが2枚入ってました。
予備なのか分かりませんが、切れたりする可能性もあるのでラッキーでした。
さらにSIMアダプターを取り外すときに差し込むピンも付属していたので、「ピンがどっか行った!」という人もこのセットだけでできます。
試したスマホ
モトローラのmoto g8 Plusとmoto G PROの2機種。
モトローラは以前の機種はトリプルスロットだったのですが、この機種はSIMカードの2スロット目がSIM or MicroSDカードのどちらかの排他利用になってしまったので、今回トリプルスロット化を試します。
アダプターの取り付け
仕組み
まずSIM or MicroSDカードの排他利用するスロットがどのようなつくりになっているのかを見てみましょう。
左側のスロットが排他利用スロットです。
実はこれ、その中でさらに分かれていて、左半分がSIM用、右半分がMicroSDカード用になっています。
まず試しに「SIMカード⇒MicroSDカード」の順にカードを重ねて置いてみます。
そしてその状態でアダプタを裏側からのぞくと・・・
この通り、スマホと接触して読み取りする面(金色のプレート面)がカブらず両方見えていることが分かります。
この状態だとSIM、MicroSDカード両方ともスマホで認識させることができるのがお分かりいただけると思います。
しかし2枚のカードを重ねると当然厚みが出てしまい、スマホに収納することができません。
そこで今回購入したアダプターの出番です。
SIMカードの読み取り面を延長してスマホの外に出し、SIMカードを内蔵せずに外だししてしまうことで物理的な厚みの問題を回避し、強引に2枚両方使ってしまうというものです。
延長する読み取り面が極薄なので、その上にMicroSDカードを載せてもちゃんと蓋がしまるようになります。
取り付け
まずはトリプルスロット用アダプタを排他利用スロットのSIMカード部分に合わせて取り付けします。
薄くて取り付けづらいのですが、斜めに切れ込みが入っている面を目印に合わせるとつけやすいです。
なお、取り付ける際は中心がたわむぐらいギュッと押し込みます。
こうしないと上に載せるMicroSDカードが浮いてしまい、蓋がしまりません。
続いてMicroSDカードですが、トリプルスロット用アダプタの上に、MicroSDカード設置位置に合わせて載せて押し込みます。
通常設置する場合、アダプタにMicroSDカードを載せて押し込むと「プチッ」と音がしてしっかりハマる感覚があると思いますが、同じように「プチッ」と感覚があるまで押さえつけてはめ込んで下さい。
最後にSIMカードスロットをスマホに戻します。
この時、MicroSDカードが浮いていると閉まらないので、強引に押し込まず、ちゃんとMicroSDカードがハマっているか確認してください。
上手く収納できると、外に出たSIMスロットだけがはみ出したような状態になります。
なお、SIMスロット延伸ケーブル部分がSIMスロットとスマホ本体のスキマから顔を出すような形になるので蓋を閉めるのがきつくなるかと思いきや、moto g8 Plusはトリプルスロット装着前と抵抗感はほとんど同じ、G PROで少々キツイというくらいで、かなり力を入れないと閉めれないというまでではなかったです。
もちろん取り外しの際もまったく問題なく取り外せました。
動作確認
あとは普通通り電源を入れて、SIMカード2枚とMicroSDカードの3つすべてが認識されていればOK。
2機種ともまったく問題ありませんでした。
ただ冒頭でも書いた通り、どんなスマホでも成功するとは限りません。
トリプルスロットアダプターの商品ページにも機種はOSバージョンでダメな場合があると記載があります。
見栄え問題
SIMカードスロットが外だしされるので、通常は本体裏側に巻き付けて、本体と両面テープで固定するようです。(今回の商品にも両面テープがついてました)
あとはスマホケースを装着すればとりあえず不格好ではなくなります。
写真は透明ケースなので見栄え悪いです。
SIMアダプターを裏側に巻き付けてケースをかぶせると、ケースがやや浮くような感じになりますが、個人的にはそれほど気になりませんでした。
ただこれはケースにもよると思うので、タイトなケースだと少し出っ張って見えるのかもしれません。
それと蓋部分、巻き付け部分の2か所でかなりケーブルにテンションが掛かっていると思うので、耐久性は少し心配ではあります。
しかし安いので、消耗品と割り切っても問題はないのかなと思います。
実際に破損するとSIM認識しなくなるので、大事なほうのSIMは排他ではないほうのスロットを使うのが無難です。
まとめ
トリプルスロット必須な方にとって、トリプルスロット対応スマホは決して選択肢が多くないので、このアダプタを使うことで
多くのスマホが選択肢に入れれることになります。
見栄え以外は特にデメリットも見当たらず、取り付けも非常に簡単だったのでお勧めです。