スマホのデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)の使い方を実機で解説！

今回はデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)対応スマホであるHuaweiのＰ20を購入したので、どのようにDSDSを使うのか、解説します。

デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)とは

その名の通り、2枚のSIMカードを差して運用することで、それぞれのSIMカードの通話・データ通信を行うことができるようになります。

利用するケースとしては、

・プライベート/仕事用で別々の番号を使い分ける

・キャリアプランで無制限通話専用、データ通信用で格安SIMを装着し、無制限通話と大容量データ通信を格安で運用する

そのような用途で使用することができます。

最大のメリットは1台のスマホで2台分の通話とデータ通信ができるようになるということになります。

色々なスマホ情報サイトで「DSDSは便利だよ！」という記事をたくさん見かけるものの、実際にどのように通話とデータ通信を使い分けるのかまで言及したサイトがあまりなかったので、興味本位でもう1枚SIMを契約して実際に使ってみました。

今回はHuawei P20に「ワイモバイル」+「OCNモバイルONE」の組み合わせで試しています。

初期設定

初期設定はそれほど難しいものではなく、まずは2枚のSIMをスマホ本体に装着し、あとはそれぞれの設定をSIM契約業者の手順書に沿って行うだけです。

SIM装着

DSDS対応スマホには2枚のSIM装着できるトレイがあるので、切れ込みに合わせて乗せるだけです。

P20ではトレイに「SIM1」「SIM2」の刻印があり、どちらが1，2なのかすぐわかるようになっていました。

ちなみに「SIM1」が通話や通信に優先されるといったことはないので特にどちらのトレイにメインSIMを乗せるなど意識する必要はないですが、初期設定でどちらにどの業者のSIMを乗せたかは覚えておきましょう。

通信設定

続いてはSIM業者の通信設定をそれぞれ行っていきます。

DSDS対応機は上記画像のようにSIM1，2それぞれでモバイルネットワーク設定の項目が表示されますので、それぞれでSIM業者の通信設定を入れればOKです。

DSDSを使ってみる

それではいよいよDSDSを試してみましょう。

DSDS対応機では「設定」-「無線とネットワーク」-「デュアルSIM設定」の項目がありますのでそれを開きます。

上記画像の各項目について説明します。

デフォルトのデータ通信

通常どちらのSIMでデータ通信を行うのかを選択します。

この項目は手動で切り替える必要があるので、「SIM1のデータ容量がいっぱいになったら自動的にSIM2に切り替えてくれる」といったレベルで親切なものではないので注意しましょう。

なお、それぞれのSIMのデータ通信量は「設定」-「無線とネットワーク」-「データ通信量」で確認することができます。

デフォルトの通話用SIM

発信したときに通常どちらの番号で発信するかを設定できます。

未設定を選択すると、発信するたびどちらの番号から掛けるか選択できます。

上記画像のように緑の受話器マークが2つ表示され、好きなようで発信できます。

SIMカード間で通話を転送

これは説明通りの内容です。

ただワケあって番号を2つ分けて所持しているので、転送設定などすることで後々番号が混在して何らかのトラブルが発生する可能性もあるので、個人的にはあえて設定はしないほうがいい項目のように思います。

デュアルSIM 4G

優先ネットワーク設定を有効にするため、とのことですが、私の場合ではオン・オフどちらにしても動作に違いはないように思えました。

通話中にデータ接続を切り替える

これはVoLTEと呼ばれる、音声通話にデータ通信技術を使うことでより高品質な通話ができるようになるものを有効化する設定。

つまりはパケットを消費するけど音声通話の品質を上げる設定となります。

着信はどうなる？

こちらはSIM1,2の番号どちらでも特別な設定不要で受けることができます。

どちらの番号で着信したかは着信時の画面でSIM番号とキャリア名が表示されるのでそれで判別することができます。

まとめ

最初はわかりづらいかなと思いましたが、思ったより設定は簡単で、しかも非常に便利！

唯一欠点かなと思うのはデータ通信を手動で切り替える必要がある点くらいなので、DSDS対応スマホであれば積極的に活用したいですね。

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