【Jリーグ】2人のライターががまったく逆の意見を述べているとき、どちらを信じるのか？

こんにちは、子育てパパです。

春になり、Jリーグも開幕しましたね。

今年はワールドカップイヤーということで代表候補選手の激しいメンバー争い、続々と輸入されてきたタイ代表選手たちの活躍ぶり、名古屋グランパスのジョーなど、色んなタイプの外国籍選手も入団し、今年も面白くなりそうです。

私も毎週公式サイトを眺めてはどの試合を見に行こうか迷っちゃいます。

昨年は5～6試合程度生観戦しましたが、今年も同じくらいは行きたいですね。

有料観戦ということであれば、日本代表、J1、J2、なでしこリーグ、Fリーグまでは制覇したので今年こそはJ3かなと考えているところです。

さて、日本全国津々浦々で試合が見れるようになるのはうれしいことですが、毎度毎度言われるのが、「チーム数を増やしたことでレベルが下がった」という話。

セルジオ越後さんはもう10数年は言い続けていると思いますが、おなか一杯です。

そんな中、私にとってはスカっとするような記事がこちら。

書いたのはベテランライターの川端康生さん。

セルジオ越後さんとは真っ向から対立する、「おらがクラブを都道府県中に作ることが成功だ」という趣旨の内容の記事。

ハッキリ言って「本物の」Jリーグファンであれば、後者の意見にしかならないはず。

Jリーグには100年構想という理念に立って運営されているもので、「限られたエリート集団を作り上げて代表を強化する」のが目的じゃなく、「日本どこでもスポーツできるグラウンドをそこら中につくる活動」が理念なのですから。

では「本物の」Jリーグファン出ない人、普段は代表戦しか見ないような人が2つのコラムを読んでどちらが正しいと思うのか？

やはり知名度やご意見番としてセルジオ越後さんの話を信じるのかなと。

もちろんセルジオ越後さんの話も間違っていないし、実際代表が活躍することで日本サッカー自体が盛り上がるのはこれまでのワールドカップの結果が実証してきたので、そのことに否定はしない、でも・・・でも！！

日本代表とJリーグを一緒にしないでくれ！

Jリーグは日本代表の育成組織でもなんでもない！

J加盟クラブは現在54クラブ、さらにその下のカテゴリーであるJFLからも加盟するクラブは今後も増えていくと思われますが、ほとんどのチームは代表選手を擁していません。

でも「おらがチーム」の中のスター選手を身近に感じられることが、未来の日本代表を目指す少年少女たちの夢や希望に繋がるんです！

ビラミッドは細く高くが良いのではなく、時間が掛かるけど大きな土台を作ったほうが、結果として高いピラミッドになる。

プロ化からの日本サッカーの歴史はまだ26年。

欧州と比べれば歴史は浅いですが、100年構想で考えればあと74年間も成長の余地を残しているとも言えます。

そう考えると、まだ1/4の期間でもう「クラブが多すぎで失敗」と言い切れる根拠は何でしょうか？

逆に欧州4大リーグはわずか10とか14クラブで運営してるんでしたっけ？

「26年掛けて欧州に追い付けなかったから失敗」ってことでしょうか？

Jリーグで長らく活躍している外国籍選手にミキッチ選手がいます。

そのミキッチ選手が語った、割と有名なインタビュー記事。

一度でいいから読んでみてほしい。

私が珍しくちょっと怒り気味に書いてるのも、普段まったくJリーグを見ないような人から「レベルが低い」とか「チーム減らせ」言われていて、なんとなく感情を押し殺しながら聞いているものの、やっぱり大手メディアに寄稿するようなサッカー関係者がJリーグを貶めるような記事を書くのは本当にガマンならない。

そんな影響力のある人こそ、日本サッカー界を盛り上げるような記事を書いてほしいのに、なんでそんなことばかりウジウジ言っているのか本当にガマンならない。

サッカーは見方によっていろんな意見が出るのは当然で、時には今回のようにまったく逆の話になってしまうこともあるでしょう。

でも残念ながら、正しくないことを言っていても時としてそれが「正しい」と認識されてしまうこともあるんです。

だからあまり安易に個人の感想を記事にしないでほしい。

私の大好きなサイトに「J3 Plus＋」というブログサイトがあります。

実は読者エントリーとして記事を書いたこともあるんですが、ここの管理人の方の知識や観戦量はハンパではありません。

本当にこれくらい現地に足繁く通って、取材して記事書いてますか？

カネもらって書いている以上、キチンと取材して正確な記事を書いてください。

でないと、書いた記事を鵜呑みにして「Jリーグはクラブ数が多いからレベル低い」とかいう人を量産するハメになるだけです。

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