1台のスマホで2台持ちに?ファーウェイスマホ搭載の「プライベートスペース」機能を使ってみた。
ファーウェイスマホには「プライベートスペース」なる機能があるのをご存じでしょうか。
1台のスマホで「2台持ち風」に使うことができるようになり、色々と幅が広がります。
プライベートスペースとは
イメージとしては1台のパソコンに自分用、子供用アカウントを作って使うのとイメージは大体似ています。
ただ普段使うアカウントが管理者権限を持ったような状態で、プライベートスペースで作ったアカウントは結構制限があり、普段使いアカウントの設定に引きずられるような感じでした。
完全な2台持ち状態にはならないものの、「2台持ち風」にはなります。
設定方法
設定アプリから「プライバシー」-「PrivateSpace」と順にタップするだけです。
選択するとプライベートスペースが作られ、ログイン認証を設定すればもう完了。
あとはそのログイン認証で設定した操作をすればプライベートスペース側に入れます。
例えば普段左親指の生体認証であれば、逆に右親指をプライベートスペース用の認証に設定すれば簡単に切替できますよ。
プライベートスペースにログインしてみた
実際に使ってみます。
使い方はスマホのロック画面で、プライベートスペース用に設定した認証手順を行うだけで、プライベートスペース側に切り替えすることができます。
1台のスマホでメイン画面とプライベートスペース画面を半分ずつ合成してみました。
まったく別物になっているのが分かりますね。
メイン⇔プライベートスペース間ではデータのやり取りや相互参照もできなくなっており、プライベートスペースで撮影した写真やダウンロードしたアプリはメイン側から一切見れません。
なのでちょっと隠しておきたいデータやアプリがあればプライベートスペース側に入れておくのがいいですね。
プライベートスペースでの制限
使っているうちにいくつか分かったことがあります。
デュアルシムの制御ができない
私が使っているP30はSIM2枚刺しができるのですが、プライベートスペースは2枚目のSIMで運用!みたいな「完全な1台で2台持ち状態」にはできませんでした。
メイン利用時は1枚目SIM、プライベートスペースが2枚目SIMという運用ができると最高だったのですが、これはとても残念。
プライベートスペースでも普通に2つの電話の発着信できてしまうし、電話帳もメインと共有となります。
どうしても分けたい場合はプライベートスペースのほうに050Plusとか入れれば、IP電話になっちゃいますが電話の使い分けも一応できそうではあります。
設定アプリの項目が減る
プライベートスペースでは設定できる範囲が限られるようです。
上記のSIM制御もそうですが、デザリングの設定などもごっそりカットされていました。
NMカードの読み込み不可
これも結構残念で、ファーウェイ独自のメモリーカードであるNMカードはプライベートスペース側では認識されず。。
アプリデータや動画などが退避できないので、本体メモリを使うしかありません。
とはいえ利用シーンは結構ある
くだらないアプリをダウンロードするとホーム画面にアイコンが表示されるのは恥ずかしいし、あまり人に見せたくない写真を撮ったとき、ギャラリー一覧に表示されてしまうので他の写真見せているときに見られてしまうなど、このようなシチュエーションに出くわした経験が多いので、この機能は大いに役に立っています。