Huawei P30(無印) 購入レビュー。基本スペック&カメラは圧倒的だが気になる点も。
HuaweiのP30を購入したのでレビューです。
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先日P20(無印)を買ったばかり。なぜP30も購入した？
つい先日P20の写真の記事をアップしたばかり。
立て続けに購入したことになります。
P20を使ってみて思ったのが、「写真がすばらしい！でもせっかくなら光学ズームが欲しかった・・・」ということ。
これまでいろんなandroidスマホとiPhoneを使ってきたけど、HuaweiすごすぎるよHuaweiって感じですっかり魅せられてしまった。
今回は写真を中心に記事にしましたのでお付き合いを。
しかしそのカメラはやや気になる点も多かった。詳しくは後ほど。
基本スペック
Kirin980、6GBメモリ搭載ということで、P20のKirin970、4GBメモリより着実にスペックアップ。
画面解像度はFHD+、保存領域は128GBなどその他の部分はあまり変わらない。
ためしにパフォーマンスモードかつAppAssistantでゲーム高速化状態にしてAntutu ver8を最速でぶん回してみた。
やはりこれまでのKirinの傾向と同じようで、CPUはSnapdragon855に近く、GPUはSnapdragon845に近い。
スコアは855と845の中間くらいの位置づけになりそうです。
写真のAI補正などのため処理速度は高速だけどゲームはやや劣るということでしょうか。
ちなみにHuaweiスマホはベンチマークアプリ起動時は意図的にスコアを引き上げるよう、バーストさせているという噂もあるのであくまで目安にしましょう。
しかしひと昔前のフラッグシップよりスコアが数倍にもなっていて、ドラゴンボールの戦闘力並みにインフレが進行中しているなあ。
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外観
P20とサイズ感がほとんど変わらない。
カメラはトリプルに変更したため、3眼です。
広角、標準、3倍ズームカメラの3つ。
6.1インチでありながら横幅も片手で持てる ギリギリに収めており、またエッジの曲面ディスプレイも採用していないので、素直に持てる非常にいいデザインだと思います。
画面ロック解除の認証
パスコード・顔認証・指紋認証の3つの方法があり豪華。
指紋認証は画面内に認証装置が埋め込まれており、こんな画面から指を当てます。
他のレビューサイトでは認証が遅いということになってましたが、指を当てれば0.5秒くらいでホーム画面になるので十分早いと思います。
前代のP20のホームボタンでの指認証が早すぎたせいですかね。
ゲーム性能は？
例によってエミュアプリしかやってないのですが汗
感触的にはベンチマーク通り、Snapdragon845に近い性能でした。
Kirinはゲームアプリに最適化されていないとよく言われますが、それほど気になることはなく、PS1、SS、PSPエミュであれば最高画質でも問題なくプレイでき、PS2アプリであるDamonPS2もSnapdragon845と大体同じような挙動とスピードでした。
あまり期待していなかったので、DamonPS2がかなり実用的に動いたのがうれしいです。
カメラ作例
本機のメインでもあるカメラ。
作例で紹介します。
庭先に生えていた草木
葉っぱの裏側をスーパーマクロで
街路樹を夜景モードで
街路樹をオートでも撮ってみた
夕暮れ曇天という映えにくい条件の上野公園
夕暮れ曇天という映えにくい条件の上野公園3倍ズーム
夕暮れ曇天という映えにくい条件の上野公園ハイブリッド5倍ズーム
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サクッと撮影してこれくらい写れば普通の人ならデジカメはいらないかも。
ハイブリット5倍ズームは条件が厳しい場所だったせいか明かりの白飛びが目立ちますが、晴天の好条件であればもっと品質は良かったです。
動画撮影
P20より進化しており、4K以外はFHD+でも60fpsでの撮影も可能になりました。
ただこの60fpsが曲者で、詳しくは後述します。
あと面白いのがデュアルビュービデオ。
これは広角とズームカメラ同時に録画できるというシロモノ。
カメラアプリの「その他」から呼び出せます。
こんな感じで右側が広角で全体撮影、左側が2倍以上でズームします。
ちなみに右側は広角固定、左側も2倍以上固定なので、通常1倍で撮影できない。
実験的な機能かもしれませんが、もうちょい柔軟に設定できたらなー。
あと出来上がった動画ファイルも合成されたものになり、2つの動画ファイルにはなりません。
カメラでイマイチな点
本機でズームするときは3倍以上だとズームレンズに切り替わります。
ここが大事で、1.1倍～2.9倍までは通常レンズをデジタルズームしたものになっていう。
これは複眼レンズの仕様でどのメーカーも同じかもしれませんが、2倍くらいで写したいと思っても画質が明らかに劣化してしまうので、もう少し離れて3倍ズームで撮影したほうが仕上がりがよいということになります。
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動画撮影でイマイチな点
カメラのズーム問題と近いのですが、動画のほうがさらにマイナスポイントを見つけてしまった。
それは60fpsにすると3倍にしてもズームカメラに切り替わらない！
通常カメラで動画撮影
3倍ズームで動画撮影(30fps)
3倍ズームで動画撮影(60fps)
同じ3倍にも関わらず、60fpsで撮影したものはトイレのオブジェはもちろん、背景の木目すらぼやけてしまっているのがわかると思います。
つまり60fpsでズームすると通常カメラを3倍デジタルズームしてしまっている。
運動会やディズニーランドのショーなど、ズームするような遠いところを撮影するときは60fpsになっていないか注意したほうがよさそうです。
まとめ
奇をてらわないデザイン、現行のほぼ最高峰に近いスペック、唯一無二の技術による高画質カメラと、現在のスマホで必要とされる要素を高いレベルで備えた機種です。
価格も5万円台まで下がっており、海外の技適なしスマホを除けばコスパ面でもこれ以上の機器はなかなかなさそうです。
カメラ周りで少々気になる点はあるものの、この素晴らしい機種のちょっとした欠点であり充分吸収できるほど魅力がある機種です。
P20でHuaweiスマホに魅せられ、P30でとどめを刺されてしまった。
壊れるまで使おうと思います。
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