高級コンデジDSC-RX100 購入レビュー。画質は世代を超えるか？

名機として名高いソニー高級コンデジDSC-RX100を購入したのでレビューです。

RXシリーズとは

スマホの台頭によりコンデジ市場が縮小するなか、ソニーがコンデジの新機軸として打ち出したシリーズです。

コンデジ以上一眼以下のスキマを狙い、1インチという大型センサーを搭載することにより、スマホとの画質を明確にしました。

現在RXシリーズは7世代まで発売されていますが、なんと第一世代がいまだに現役機種として販売されているということが驚きです。

まだまだ現役として通用する画質があるということなので、今回はその初代である第一世代モデルを購入してみました。

SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100

従来コンデジとの外観比較

比較したのはDSC-WX7という2010年モデル。

暗所に強く、しかもフルハイビジョンで撮影できるということで当時はかなり話題になったモデル。

北川景子出演のCMではすべてこの機種で撮影したものをそのまま流していたということもあり、それなりに知名度のある機器と思われます。

SONY DSC-WX7 CM「沖縄旅行篇」 北川景子

ソニー SONY デジタルカメラ Cybershot WX7 1620万画素CMOS 光学ｘ5 ブルー DSC-WX7/L

こんな感じでサイズにはかなり違いがあります。

DSC-RX100は重量213グラムということですが、思ったよりずっしりきます。

最近の6インチオーバースマホも200グラム近いものがおおいですが、こんな思いスマホは持てませんねえ。

しかし思ったのが、背面の操作パネルは非常に似ているということ。

RXシリーズはプレミアム仕様と勝手に思ってましたが、従来機器を踏襲した構成なんだなあということを実感。

実際にソフトウェアも非常に似通っていて、WX7を8年近く使っていたこともあり、すんなりと操作することができました。

従来コンデジとの画質比較

先ほどより登場いただいたDSC-WX7との画質比較。

すべてオートでそのまま撮ったものです。(サイズだけ縮小してます)

その辺の草木

↓DSC-WX7で同じアングル↓

曇天＆逆光ぎみの空

↓DSC-WX7で同じアングル↓

薄暗い部屋のパズル

↓DSC-WX7で同じアングル↓

さすがに一目瞭然で、結構厳しい条件下での撮影でしたが大きく差をつけた感じです。

DSC-WX7も裏面照射型で暗所には強い特性がありますが、その分解像感や鮮やかさではかなり劣っているような印象。

昔はこれでも満足していたのですから、今のカメラはすごいです。

その他作例

夕方の上野公園

夕方～夜の上野公園(最大ズーム、フラッシュなし)

街路樹(フラッシュなし)

街路樹(フラッシュあり)

動画は素晴らしい

写真については「映える」写真を撮れるスマホが多いのでパッとみではもしかするとスマホのほうが万人受けするかもしれませんが、動画に関してはスマホを圧倒しています。

というのも、スマホの写真はソフトウェア補正をかけて「映えるように見せる処理」をかけれますが、動画のようにリアルタイムで撮影し続けるものは補正する時間がないためありのままを映してしまいます。

DSC-RX100は「写真と同等の画質がそのまま動画になる」という感じ。

今後スマホのソフトウェア補正がアップデートされていくところでどこまで迫れるか、というところですね。

まとめ

まずこれまでの普及コンデジより圧倒的な画質を誇っていることは比較する中ではっきりしました。

また、動画についてはスマホも大きく上回っており、一般的な用途ではこれ以上の画質を求める必要はなさそうです。

ただ日常的にスマホ撮影に慣れているせいか、取り出すのが少々おっくうに感じ、また思ったより重量を感じたのも事実。

ここぞという場面で使うような、スマホとのライバルというよりすみ分けされることになるのかもしれませんね。

次回は高スペックカメラスマホと対決させてみようと思います。

SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100