Huawei P20 エミュレータ動作レビュー。GPUターボ・解像度変更の効果はある？

ファーウェイのP20(Proでもliteでもない無印)を購入しました。
今さら感もありますが、格安SIMフリー販売の雄であるシムセラーで本体\20,000ほどで購入する機会がありましたので買い足しちゃいました。

カメラ売りな機種ですが、大手メディアサイトや個人ブログでもその画質については
多く取り上げられているので、今回は割愛して、当ブログの主要コンテンツである
エミュレータ動作に主眼を置いてレビューします。

スペック

ゲームに関連したスペックだけ記載しますと、

・SOCはファーウェイで開発したKirin970

・4GBメモリ/128GBロム

・FHD+ (2244 x 1080ドット)

処理能力だけで言えばSnapDragon835と同等と言われますが、3Dゲームだけに特化すればSnapDoragon820クラスとのこと。

実際に試してみましょう。

PS１エミュ(epsxe)

GPUプラグインを入れて高画質化した状態でプレイしてみましたが、さすがにこのクラスであればまったく問題なく動作しますね。

サターンエミュ(YabaSanshiro)

PS1と比べるとかなり重いとされるサターンエミュですが、こちらもデフォルトの端末解像度に合わせた画質でもスムーズに動きました。

PSPエミュ(PPSSPP)

これはスナドラと少々差を感じました。
解像度を上げると、3Dゲームではカクツキがあります。
スナドラ820では問題がなかったので、3Dでは820より劣っているようです。

特にグランツーリスモのような重量級3Dゲームになるほど差が如実に現れるようで、PSPエミュが一番遊ぶ機会が多かっただけにちょっと残念です。

DSエミュ(DraStic)

とりあえず手持ちのDSソフトであれば問題なく動きました。

とはいえ、DSは2Dソフトしかもっていないため動作バッチリと断定はできませんが。

ちなみに接続しているのは超小型USBカードリーダー「MR3C-C012」です。

直接エミュアプリからロムを呼び出せるので便利。

DamonPS2(ver2.5.1)

これはかなり厳しいですねー。

3Dゲームはほぼできないと思ったほうが良さそうです。

2Dゲームも半分ちょっとの速度しか出ていませんでした。

ノベルゲーなどの紙芝居系であればまあまあ動きましたが、クラナドでは何秒おきかにブツブツ切れるような音が鳴り、どうも最適化されていない感じですね。

GPUターボを試す

Huaweiスマホには「AppAssistant」というアプリが標準インストールされており、そこにゲームアプリを登録して高速化することができます。

効果のほうですが、残念ながらエミュレータにおいてはほとんど実感できず。
とりあえず登録はしてますが、気持ちの問題というのか誤差の範囲というのか。。

解像度変更を試す

Huaweiスマホでは設定アプリより簡単に解像度を変更することができます。

HD＋に変更したところ、DamonPS2では20～30％のスピードアップを確認しました。

通常のandroidスマホでは解像度変更が面倒なので、その点では気軽に試せるのがいいですね。

まとめ

現状、エミュとしてはKirin970ではDamonPS2のような重いものではSnapDragon8xx系には差をあけられているようです。

しかし誤解しないでほしいのはあくまでエミュの動作感だけの話であり、日常的な使い方ではまったく問題がないということ。

重量級ゲームアプリをプレイするという特定の条件のみで差がある程度なので、基本スペックとカメラ性能に優れたコスパ機種という観点であれば最強かも。

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